〜子どもたちを自然の中へ〜 環境ネットワーク「虹」

生物多様性ひろば
   田んぼビオトープ
環境ネットワーク「虹」では2004年から、福津市津丸の休耕田約3.5アールを借りて無農薬の「米・生きもの田んぼ」づくりを行っています。様々な生き物とふれあい、これらの生きものが、互いにかかわりあって生物の世界を作り上げていることを体感し、田んぼは米を育てるばかりでなく、多くの生きものにとってかけがえのない湿地であることを学ぶプログラムです。農薬や化学肥料、畔のコンクリート化、乾田化の影響で、田んぼから色々な生きものの姿が消えつつあります。タガメや、ゲンゴロウなどは福岡県の絶滅危惧U類に、メダカは準絶滅危惧に指定されています。
「米・生きもの田んぼ」では、生きものに配慮し、農薬や化学肥料を使わず、田植えや草取り、稲刈りも全て手作業で行います。通常田植機では16センチ間隔ですが、病気を防ぐために30センチ間隔で植え、株数も少なくしています。
 

<田んぼの生き物>
      子どもたちと調べた田んぼの生き物を紹介します
イナゴ アオモンイトトンボ♀ アオモンイトトンボ♂
ドヨウオニグモ ハラビロトンボ♂ ハラビロトンボ♀
アマガエル カヤネズミ ショウジョウトンボ
ウスバキトンボ ニホンカナヘビ ウスバキトンボのヤゴ
 
  田んぼの1年

田植え 草取り
 稲刈り  脱穀
 はざかけ カヤネズミ
 <田んぼの1年>
3〜4月 田起こし農家の方にお願いする
6月上旬 代掻き農家の方にお願いする
6月中旬 田植えうるち米「ひのひかり」
7〜8月 毎週草取り
7〜8月 生き物調べ
10月上旬 草稲刈り・掛け干し
10月下旬 脱穀取り